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「三重いちご」共進会【中央会】 2013.12.13
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写真=香りや食味を比べる審査員

クリスマスや年末年始の需要期を迎え、県内各産地で「三重いちご」の出荷が増加するなか、三重県園芸振興協会(事務局=JA全農みえ営農対策部)は12日、JA伊勢玉城支店で、第27回三重県いちご共進会を開いた。最高位の農林水産大臣賞に、度会郡玉城町の岩崎稔さん(JA伊勢)の「かおり野」を選んだ。

栽培技術の向上で、消費者が望む高品質でおいしいイチゴ生産を推進するとともに、消費拡大をはかり産地を振興しようと、毎年開いているもの。共進会には、JA集荷場に出荷されたイチゴを抽出して出品した。
 今年は県内9JAから「章姫(あきひめ)」「かおり野」「紅ほっぺ」など4品種、122点が出品された。三重県中央農業改良普及センター地域農業推進課の宇田孝彦課長を審査長に、県関係機関や流通関係者などの専門家4人と消費者代表5人が、形や色、食味、香り、糖度などを審査した。今年のイチゴは、病害虫の発生も特になく順調に生育し、11月上中旬から県内・中京市場で販売が始まっている。出荷量も順調で、生産量は平年並みを見込んでいる。
 各賞の表彰式は、来年6月に志摩市内のホテルで開く予定だ。

宇田審査長は「生産者が天候に合わせて栽培したことで、立派なイチゴになった。昨年と比べても甘いイチゴになったので、消費者にも楽しんでもらいたい」と話した。

三重県では、特に南勢地域でイチゴの生産が盛んで、2012年度で76ヘクタールの栽培面積があり、2130トンを収穫した。農家の作業軽減のための高設栽培の導入が進んでいる。08年には新品種「かおり野」が開発され、作付面積もJAグループ出荷の30%と順調に伸びている。

JA全農みえでは「かおり野」の粉末を使った農商工連携にも取り組んでおり、伊勢市のおかげ横丁でらくがんが販売されている他、来年2月には「かおり野」入りの菓子パンを販売する予定だ。

そのほかの主な入賞者は次のとおり。かっこ内は品種、住所。
▽農林水産省東海農政局長賞=梶間泰(章姫・松阪市)
▽三重県知事賞=中村芳子(章姫(簡素化)・多気郡大台町)