JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

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【2011.08.03】
夏の伝統の味「くき漬け」出荷大忙し【JA伊勢】

【伊勢】紀北町海山区の小山浦水利営農組合はこのほど、特産品の「くき漬け」の出荷を始めた。原料は「ヤツ頭」(サトイモの一種)で、春先の低温や6月の台風による倒伏で出荷時期が例年より1週間ほど遅れた。そのため品質は良いが出荷量は例年の半分まで減り、約700キロを見込んでいる。出荷は8月末頃まで続く予定だ。

同組合では11人の生産者が約30アールの面積で、原料の「ヤツ頭」を栽培。仲村勇弥組合長は「後継者不足が当面の問題だが、夏の伝統として親しまれる『くき漬け』を協力して守っていきたい」と思いを語る。

「くき漬け」は、90センチほどに育った「ヤツ頭」の茎を塩でよくもみ、仮漬けして1日置く。さらにシソで3日間本漬けする。鮮やかな赤色に漬け上がるように、本漬けの際には漬け石を日ごとに軽くして、シソを十分にしみこませている。

組合員の手で1束ずつまとめられた「くき漬け」は、JA伊勢の海山支店にある加工施設で、真空パック、加熱処理などの工程を経て製品化される。

海山区と尾鷲市内のスーパーで販売されるほか、JA伊勢で電話注文による地方発送も行う。問い合わせは同JA経済センター、(電)0597(47)5122。

写真=組合員の手で1束ずつにまとめられる「くき漬け」