JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

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【2011.09.27】
農事組合法人を設立/水田35ヘクタールを集積【JAいがほくぶ】

【伊賀北部】JAいがほくぶ管内の伊賀市朝屋地区で24日、「農事組合法人はっぴーふぁーむ朝屋」が発足した。

同地区は37戸が水田、畑など合計約47ヘクタールで農業を営んでいる。その内、31戸の農家が同法人の構成員となって水田約35ヘクタールを集積する計画だ。

同地区ではこれまで、無人ヘリコプターを使った共同防除や種子の温湯消毒を取り纏めてJAに委託したり、肥料の共同購入を行ってきた。しかし経費の増加や農作業従事者の高齢化が問題となり、個人経営の限界や農作業の共同化の必要性が叫ばれていた。

構成員らは「立ち上げるならメリットの大きい法人組織にしよう」と1年前から、滋賀県の先進農事組合法人などを視察し、組織運営などについて勉強を重ねてきた。

法人設立の発起人で、代表理事に選任された角田清宝さんは「農産物の価格が低迷する中で、肥料などの生産資材は値上がりし、個人で農業機械を更新するのも難しくなってきた。地域のみんなが共同で機械を所有する組織の必要性を感じていた」と法人設立の動機を語る。

JAいがほくぶの松生憲一組合長は「地域の一人ひとりが『農』に関われる集落営農こそ、農業・農村や地域生活を豊かにするもの。地区内でさらに話し合いを重ね、自分たちの農業の方向性を決めて活動してほしい。JAも支援していく」と熱いエールを送った。

三重県農政普及室の一味幸宏さんは「集落営農の形態は100あれば100違う。地域の実情に合った自分たちの組織を作ってほしい」と語る。

伊賀市の百上真奈市議会議員は「農業は国の根幹だ。伊賀市では現在、食と農の政策を討論しているが、地域の農業振興のリーダーとなるよう、法人化のメリットを生かしがんばってほしい」と話す。

同JAでは中期3ヵ年計画を策定し、営農生活センター単位に農業振興策と目標数値を定めて、地域営農の振興に力を入れている。集落を単位とした農業生産法人は今回の設立で6つとなり、JAは「今後も行政などと連携し、集落営農組織の指導を行い地域営農組織を育成していきたい」としている。

写真=設立総会のようす