JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

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【2011.07.11】
ニンニク産地化へ/鈴鹿市西部の植木生産者ら【JA鈴鹿】

鈴鹿市西部の植木生産者らが、産地化を目指してニンニクの栽培に取り組んでいる。

栽培を行うのは「くろぼくの会」。2009年8月に設立した。40代の植木生産者ら9人で構成しており、ニンニクの栽培方法や現地研修を重ねている。

同会は約20アールの畑で「ホワイト六片」を栽培し、2010年には約2トンを収穫した。その中から植え付け用の種球を選んで同年10月に約35アール畑場に植え付け、今年の5月下旬から6月にかけて約4トンのにんにくを収穫している。

ニンニクは同市西部の真っ黒な土「黒ボク」で栽培していることから、「すずかくろぼくにんにく」と名付け、現在商標登録を申請中。JA鈴鹿のファーマーズマーケット果菜彩などの農産物直売所やスーパーで販売する。S(直径5センチ未満)~3L(直径8センチ以上)サイズで、価格は1玉300~350円。生ニンニクを30~60日乾燥させた、乾燥ニンニクで販売する。味はまろやかで甘みがあるのが特徴だ。

ニンニクは植木と栽培時期が重ならないことや収益性が高いこと、青森県以外に大きな産地がないこと、栽培の手間がかからず高齢者でも栽培できる上、耕作放棄地対策にもつながることから選んだという。

加工にも挑戦し、今年中に「黒にんにく」や「にんにく卵黄」の試作に取り組む予定だ。

同会会長の中野博之さん(47)は「黒ボクの土壌を活かし、鈴鹿市の新たな特産品にすることを目指したい。保肥力の高い黒ボクは、肥料をよく吸収して育つニンニクの栽培に適している。今後はブランド力を高めつつ、栽培面積や販路の拡大を図っていきたい」と意欲を見る。 

写真=ニンニクの産地化を目指す中野さん