JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

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【2011.04.22】
豚しゃぶ・牛しゃぶの炊き出し/若手畜産農家が宮城県南三陸町の避難所で【JA三重四日市】

【三重四日市】肉を食べて元気になってもらおうと、三重県北勢地区の若手畜産農家でつくる「三重北勢豚睦会(とんぼくかい)」などが、このほど東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の避難所3カ所を訪れ、豚しゃぶや牛しゃぶなど1000人分の炊き出しを行った。

同会の有志6人と畜産業者8人、JA三重四日市やJA青壮年部員、四日市市食肉センターからも1人ずつ参加し、合計17人が参加した。

三重北勢豚睦会では5日に行われた臨時定例会で支援活動を決定。県四日市畜産公社やJA三重四日市などと協力し、南三陸町ボランティアセンターと連絡を取り、要請のあった3ヵ所の避難所で、炊き出しを行うことを決めた。13日に四日市市で食材を積み込み宮城県へ出発。14日の夕方、炊き出しを行い15日に帰着した。

提供物資は畜産生産者から豚肉(しゃぶしゃぶ用)180キロ、牛肉(しゃぶしゃぶ用)120キロ、冷凍ハンバーグ300個、JA三重四日市から管内で生産された「コシヒカリ」500キロ、JA三重四日市西部野菜出荷組合からキャベツ10ケース(1ケース10キロ入り)、そのほか生活物資などだ。

三重北勢豚睦会は、約30年前に結成。亀山市、鈴鹿市、四日市市などの19歳から43歳の若手畜産農家を中心に作られており、四日市市で肉牛生産を行っている(有)カドワキ牧場の門脇健司さん(37)が代表を務めている。
 
門脇さんは「被災地は想像を絶する状況だったが、避難している人たちは笑顔で、反対に励まされた。南三陸町は避難所だけでも38ヵ所あり、炊き出しも毎日あるわけではない。人も足りていないと実感した」と涙ぐみながら話した。
 
被災者は「お肉を口にしたのも久しぶりで、すごくおいしい」と喜んでいたという。豚睦会では、今後もできる限り被災地の要望に応じていきたいとしている。

写真=炊き出しをするメンバー