JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

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【2012.03.16】
功績たたえ緑白綬有功章/伊勢市の藤原さん【JA伊勢】

【伊勢】伊勢市の藤原誠さん(61)は、ガラス温室10棟、約53アールで「サムライ」「マイガール」など10品種のバラを栽培している。高品質なバラの生産に向けた新技術の開発・導入や産地づくりなどの取り組みが評価され、(社)大日本農会による2011年度の農事功労者表彰では「緑白綬有功章(花き部門)」を受章した。

藤原さんは、1981年に同町でいち早くバラの栽培を始め、84年に発足した伊勢北部農協バラ部会(現在のJA伊勢バラ部会)では初代部会長を務めた。同部会では中心メンバーとして85年から「一本残し剪定(せんてい)」の開発に着手した。

1株のうち1本の枝を剪定せずに残し、その他の枝を株元から一定の高さで切り揃えて剪定。切る高さが株元に近いほど、太くて強い新芽(ベーサルシュート)が出る。この技術は05年に特許登録された後、日本ばら切花協会に無償で供与されている。

藤原さんは、地域農業の振興を目指し青年農業者の育成やバラのPRにも意欲的。09年には指導者としての産地活性化への実績が評価され、(財)日本特産農産物協会から「地域特産物マイスター」に認定された。また、11年度には「日本ばら切花協会功労賞」も受賞している。

藤原さんは「部会のバラを日本一にしたいという思いで頑張ってきた。厳しい選別からなる共選体制とJAの協力があり、消費者からの信用を築くことができたのだと思う。『緑白綬有功章』をいただいたことは、新しいことへの挑戦や、より良いバラを作る自信になった」と意気込みを見せた。

写真=部会の先頭に立ってバラ産地の発展に励んできた藤原さん