JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

三重県あぐり(農業)ニュース

【2012.01.23】
地域農業の発展を目指そうと農業士らが研究会【中央会】

三重県指導農業士連絡協議会と三重県青年農業士連絡協議会は19日、鳥羽市で2011年度東海ブロック農業士研究会を開いた。三重、愛知、岐阜の3県から農業士や両協議会の関係者など約120人が参加。農山村地域経済研究所の楠本雅弘所長が講演したほか、農業士による活動事例発表なども行った。

三重県指導農業士連絡協議会の安保武治会長は「農業を取り巻く状況は、震災や台風の発生、さらには環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題など非常に厳しい。しかし、そのような中でも食を生み出す農林水産業を守り、未来につなげていくという私たちの使命を果たしてほしい」と述べた。

楠本所長は「私的稼業から社会的経営体への進化」と題して講演。農業経営を持続的に発展させる方法について①資金の動きを意識して利益を内部留保できる経営を行うこと②家族が共同経営者として一つの農場を経営するために家族経営協定を結ぶこと――を強調した。集落営農の重要性にも触れ「多くの人が参加する集落営農は、農業や地域の再生に結びつく可能性を持っている」と話した。

事例発表では、三重県指導農業士連絡協議会の北川清生さんがトマト栽培のほか「多気町まちづくり仕掛人塾プロデューサー」としてまちづくりにも力を入れていることを紹介。本業のトマト栽培については「消費者の好みを意識して栽培し、地産地消を基本に考えている」と語った。

岐阜県指導農業士連絡協議会の杤本弘明さんは、観光農園の拡大や食農教育活動への取り組みについて発表。愛知県農業経営士協会の赤堀洋一さんは、後継者が希望を持って農業経営できるように規模拡大や家族経営協定の締結などに取組んできたことを紹介した。
 
写真=地域農業の発展を目指そうと開かれた研究会