JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

三重県あぐり(農業)ニュース

【2014.06.10】
三重県産麦、供給不足解消へ生産拡大

三重県は、麦の生産量の拡大と安定確保に向け、実需者からのニーズが高い品種への転換を進めている。2013年産から収量の向上や病害対策として「農林61号」を「さとのそら」へ全面切り替えするとともに、実需者からのニーズが高い「あやひかり」の作付面積拡大で、需給の逆ミスマッチ(供給不足)解消を目指している。

三重県内では、生産量が需要量に追いつかない状態が続く。12年産の小麦は、購入希望量2万2200トンに対し、集荷数量は1万3491トンにとどまった。13年産では、集荷数量が1万5940トンと2400トン余り増加したものの、購入希望量2万2940トンには7000トン不足している。
 県は、18年産で生産量2万2000トン、作付面積6600haを確保することを目標に掲げ、地域一体での品種転換を進めている。「あやひかり」は、採種のために110haで作付け、種子生産量を増強する。これにより、3750haで1万3000トン生産するとしている。

こうした生産拡大の取り組みから、14年産の麦の作付面積は、前年から260ha増えて6250haとなった。今年の収穫量について、県中央農業改良普及センターは、「平年並み~やや多く」なると見込んでいる。
 県内各地では5月下旬から麦の収穫作業が始まっており、取り組みの成果が期待される。


写真=伊勢市小俣町でも6月3日から麦の収穫が始まった【JA伊勢】