JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

三重県あぐり(農業)ニュース

【2013.08.13】
三重県産麦生産拡大へ

三重県産麦の生産拡大に向け、三重県農業再生協議会は6日、津市の津都ホテルで「三重県産麦生産拡大フォーラム」を開いた。県内の麦生産者や県産麦の実需者、県内JAの関係者ら180人が参加。
 2013年産の麦販売予定数量が約1万5000トンに対し需要量が約2万5000トンと、需要量が供給量を大幅に上回る「逆ミスマッチ」解消と、県産麦の品質と生産性の向上へ、関係者間で連携を深めた。

フォーラムでは、県農林水産部やJA全農みえ米穀部、三重県製粉工業協同組合が、供給側から三重県産麦の現状について報告した。また、昭和産業株式会社の石居義生顧問が、実需者の立場から「世界の穀物事情と三重県産麦」と題して、三重県産麦の価値や期待、将来に向けた考え方について講演した。
 その後の意見交換会では、県産小麦「あやひかり」「ニシノカオリ」などを使用した菓子やパン、麺類の他、県産大麦を使用した麦茶や県産小麦で造った醤油など約30品を試食し、参加者間で交流を深めた。


写真=県産麦の商品を試食する参加者

三重県は、2012年産で作付面積は全国10位で主産県。「三重県モデル」と呼ばれる独自の生産・流通プロセスを築いてきたが、10アールあたり収量は全国23位と生産性の向上が課題となっている。集荷見込み量も契約数量を下回る状況が続いているが、2013年産はやや改善し、ほぼ契約数量並みの集荷を見込んでいる。
 県では、2014年産から「農林61号」を「さとのそら」へ全て品種転換するほか、ニーズの高い「あやひかり」の面積拡大や、排水などハード面の整備などに取り組む。
 2018年には作付面積を現在から約600ヘクタール拡大して6600ヘクタールに、10アールあたり収量を約90キロ向上させ350キロとすることを目標に、需要に応じた麦の効率的かつ安定的な生産に取り組んでいく。