JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

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【2013.04.30】
セイロン瓜 本格普及へ【JA鈴鹿】

セイロン瓜(ヘビウリ)を三重県鈴鹿市の新野菜として全国に発信しようと進める「セイロン瓜プロジェクト」が3年目に入り、農商工連携の機運が高まっている。鈴鹿国際大学、JA鈴鹿、農家、学校関係者、加工業者らでつくる同プロジェクトのメンバーらは今月、プロジェクト会議を同JA本店で開き、 2013年度は、加工や観光を新規のキーワードに活動を進めることを確認した。

同プロジェクトは2011年2月に発足。プロジェクト理事長で、鈴鹿国際大学のアーナンダ・クマーラ教授が呼び掛けた。クマーラ理事長の母国スリランカなど東南アジアで一般的なセイロン瓜を同市で普及、特産化するのが目的だ。低カロリーでミネラルが豊富なのが特徴。スリランカでは病院食でも使われる健康野菜として人気がある。

1年目の2011年度は導入年に位置付け、農家の他、小学校でも栽培。グリーンカーテンとしても活用された。
 2年目の2012年度は栽培に加えその料理の可能性に注目し、てんぷら、チャンプルー、マリネなどのレシピ開発を進めてきた。

プロジェクト会議には、クマーラ理事長や同JAの柿本組合長、農家、学校関係者、加工業者、飲食店関係者らが約45人参加。これまでの経過を振り返り、2013年度の計画について話し合った。

 2013年度は地元加工業者と連携し、セイロン瓜入りのみそなど加工食品の開発に取り組む。今後は、セイロン瓜が加工のキーワードになって人を呼べるよう、さらに計画を練っていく。

クマーラ理事長は「セイロン瓜が鈴鹿発信の新野菜として定着してきた。セイロン瓜は1日で20cm以上伸びることもあり、栽培の楽しさは子供も大人も味わえる。3年目は、今までの活動に加え、健康野菜のセイロン瓜を使った様々な加工食品の開発や夏のエコ対策としてグリーンカーテンに利用できることを伝えていきたい。セイロン瓜をもっと広く愛されるように頑張りたい」と話した。
 柿本組合長は「セイロン瓜プロジェクトを通して、農商工連携、産学官の交流を深め、農業の活性化を図っていきたい」と話した。


セイロン瓜プロジェクト会議で話すクマーラ理事長㊥と柿本組合長(右から2人目)