JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

三重県あぐり(農業)ニュース

【2013.04.23】
規格外シメジで新商品 6次産業化認定受け開発【JA松阪】

            写真=ブナシメジのペーストを持つ高岡さん夫妻

松阪市高須町の農業組合法人三重きのこ園生産組合(高岡克司代表理事)では、6次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画の認定を受けて、ペースト状のブナシメジの製造・販売を行う事業展開を進めている。

同組合では年間約300トン~350トンのブナシメジの生産を行なっているが、形・大きさの揃ったA級品として出荷できるのは全体の約7割。残りは、B級品として出荷され、価格も3割ほど下がるという。高岡代表は「B級の商品も味、コクは変わらない。なんとか付加価値をつけて、消費者に販売できないか」と長年思案し、水分量やきのこ独特の癖の除去など、約3年間試行錯誤を重ねてペースト状のブナシメジを販売できる製法を昨年確立した。

ペースト状になったブナシメジは、カレーやみそ汁、スープにいれても、旨みは残り、料理にも栄養価を加えることができるという。また、ペースト化にすることによって、乳幼児から高齢者まで幅広い世代が、さまざまな用途に合わせて使用できる。

今回の設定を受け、同組合では、ペースト化の加工設備などの設備投資を進めていく方針。高岡代表は「経営基盤の強化を図りながら、病院や介護施設との取引からはじめ、将来的には、食品関連事業者や個人消費者に向けの商品を開発し、販路を拡大していきたい」と今後の熱い想いを語る。