JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

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【2013.01.21】
中晩かん「みえ紀南4号」/来月にも初収穫へ


4月に出荷できる高糖度の「みえ紀南4号(仮称)」
(三重県農業研究所紀南果樹研究室提供)

三重県農業研究所紀南果樹研究室は、2013年期待の品種として、4月に出荷できる中晩かん「みえ紀南4号(仮称)」を選抜した。糖度が12~13と高糖度で、「この時期は他産地の甘いミカンが少ないので、需要が見込める」と、同室の市ノ木山浩道主幹研究員は話す。

「みえ紀南4号」は「清見」と三重県に自生するかんきつ「春光柑」を掛け合わせたもの。外皮が厚く手でむきにくいため、包丁で切って食べる。収穫は1、2月だが、貯蔵して4月に出荷できる。希少性が売りだ。

育てやすさも魅力だ。「外皮が厚いため、袋かけ作業をしなくても、鳥の食害が温州ミカンより少ない」と、これまで実験圃場(ほじょう)での栽培経験から市ノ木山主幹研究員は実感する。作業が省力化できるので、新規導入しやすいと期待する。

現在、県内の生産者8戸が1・1ヘクタールで試験栽培し、2月には初収穫を迎える予定だ。現在、正式名称を考案中。観光地の熊野古道が近いことから、新しい観光資源として期待が高まっている。