JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

三重県あぐり(農業)ニュース

【2012.12.03】
第42回日本農業賞県代表決まる/加藤勝也さん、美子さん(四日市市)夫妻に【中央会】

県代表の加藤勝也さん㊧、美子さん㊨

 JA三重中央会とNHK津放送局はこのほど、意欲的に経営や技術の改善に取り組み、地域社会の発展に貢献する農業経営者を表彰する「第42回日本農業賞」の県代表を決定した。10月下旬に三重大学の大原興太郎名誉教授を審査委員長とした審査会を行い、個別経営の部に加藤牧場の加藤勝也・美子氏を選んだ。現在行われている全国審査の結果は、来年2月下旬までに発表される予定。

加藤牧場は、加藤勝也さん、美子さん夫妻を中心に黒毛和牛繁殖肥育の一貫経営を行っている。繁殖雌牛310頭、種雄牛頭、育成牛250頭、肥育牛470頭、合計1032頭を飼養しており、県内でも大規模な経営を行っている。父親が経営していた養豚経営の豚舎の基礎を生かしながら、牛舎に改修。堆肥の散布を効率化するためのドイツ製大型農機の利用や、夏場の扇風機に威力を発揮する太陽光発電なども導入している。牛本来の能力を生かした肉質の向上や、牛肉のプライベートブランドの確立など、さまざまな工夫が経営の安定化につながっている。

近隣の耕種農家との20年以上にわたるわら・堆肥交換の実績により、稲わらの集荷量とともに母牛も増頭してきた。肥育牛と繁殖牛に与える粗飼料は100%地元産で、購入するのは子牛に与える乾草(チモシー)だけになっている。稲作農家は完熟堆肥の投与により肥料費節約になるとともに米収量とわら収量の安定化に役立ち、10~30ヘクタールの稲作農家(3戸)と100ヘクタール規模の農業法人の存在が、互益的な専業経営連携を可能にしている。

同牧場では、同夫妻の長男・勝三さん、次男・文太さんも就農し、経営の中枢を担っている。

写真=加藤勝也さん、美子さん(右2人)と、長男・勝三さん㊧、次男・文太さん