JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

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【2012.08.08】
「くき漬け」出荷順調/三重県紀北地区夏の伝統の味【JA伊勢】

紀北町海山区の小山浦水利営農組合がこのほど、特産品の「くき漬け」の出荷を本格的に始めた。組合では9人の生産者が約30㌃で原料のヤツガシラ(サトイモの一種)を栽培。今年は4、5月の低温で生育が遅れ、出荷も例年より1週間ほど遅れたが、品質は上々だ。出荷数も昨年より約400㌔多い、約1㌧を見込んでいる。

「くき漬け」は90㌢ほどに育ったヤツガシラの茎を塩でよくもみ、仮漬けして1日置き、さらにシソで3日間本漬けする。鮮やかな赤色に漬け上がるように、本漬けの際には漬け石を日ごとに軽くして、シソを十分にしみこませている。同組合の仲村勇弥組合長は「後継者不足が当面の問題だが、『くき漬け』はこの地区にはなくてはならない夏の伝統の味。少しでも多くの人に親しまれるように、この味を協力して守っていきたい」と述べた。

組合員の手で1束ずつまとめられた「くき漬け」は、JA伊勢の海山支店にある加工施設で、真空パックにし、加熱処理などの工程をへて製品化される。出荷作業は8月末まで続く予定で、海山区と尾鷲市内のスーパーで販売される他、JA伊勢で電話注文による地方発送も行う。問い合わせは同JA経済センター、(電)0597(47)5122。

 写真=組合員の手で1束ずつにまとめられる「くき漬け」