JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

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【2012.06.25】
生活店舗コンビニに/流通過疎地の小型店を再生【JA伊勢】

JA伊勢は6月20日、度会郡南伊勢町に「JA伊勢Yショップ穂原」をオープンした。同JAが経営計画として掲げる「地域が元気で住民が安心して暮らせる地域づくり」の一環として、過疎化や高齢化が進んだ地域で、日常的な買い物において不便や困難を感じている住民を支援するのが目的で、県下JAで初めての試みとなる。

オープン前に行われた竣工(しゅんこう)式では、同JAの加藤宏代表理事専務理事が「当JAのくらしの活動として、地域住民のライフラインを支え、地域に定着した店舗として買い物の楽しさを提供したい」と挨拶。この日は開店記念セールということもあり、開店直後から多くの買い物客で賑わった。買い物客からは「本当にありがたい。今までは近くに店がなかったので、ちょっとした物でも時間をかけて大型店へ行かないといけなかった。買い物が身近になった」と好評だった。

同店は、既存のJA生活店舗であるJAショップ穂原を改装し、山崎製パン㈱と連携して同社の小売店方式を取り入れたコンビニエンスストア形態店。店内には生活用品のほか、農産物やギフト商品などが並び、JAらしい品ぞろえで地域の組合員や利用者のニーズに応える。

同店のある南伊勢町は、県下でも特に高齢化が著しく、中山間部や海岸部の一部で小売店も少ない。同JAでは、これまでにも移動購買車「買物くん」を昨年6月から運行を開始している。企画した同JA経済部の酒徳雅明部長は、「買い物困難者など地域が抱える課題に応えることが、地域に根ざすJAの役目。住民のくらしを継続的に応援し続けるため、今後も地域に明るい話題を提供していきたい」と意気込みを話す。なお、来月20日には同町の南島地区でも、既存のJA生活店舗であるJAショップ南島を改装し、「JA伊勢Yショップ南島」をオープンする予定。

写真=竣工式では加藤専務㊥らがテープカットを行った(度会郡南伊勢町のYショップ穂原で)