JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

三重県あぐり(農業)ニュース

【2012.05.22】
魅力ある里山づくりへ耕作放棄地を開墾/学生が奮闘【JA鈴鹿】

亀山市加太北在家地域で、三重大学の学生らが里山の景観を取り戻そうと、30年間手入れされていなかった耕作放棄地で笹竹の根を抜いたり、サツマイモの苗を植えたりした。

 同地域は獣害、用水路の維持、後継者不足などにより、農地の約2分の1が耕作放棄地となり、かつての美しい農村が荒れつつある。そこで里山景観を取り戻そうと、昨年11月に小山新田環境保全営農組合が発足。地域の土地所有者をはじめ、保全に賛同する学生らも参加し、今年2月から高さ2㍍以上ある笹竹の刈り取りを約30㌃で実施した。地元の森林資材を使った防護柵も設置し、ネギや里芋などを定植してきた。

発足時から参加する学生らは大学内で農業サークルを結成。学内でビラ配りやポスターを張るなどして参加者を募った。当日は、新入生や県外の学生を含む16人が参加。県普及センター職員やJA職員、地元住民とともに、笹竹の抜根やサツマイモの定植をしたほか、薪割りや炭素循環型農法で採れた野菜を使ったバーベキューなどを行い交流を深めた。

同大学生物資源学部の菅原康太郎さんは「大学外のいろいろな人と関われるいい機会。みんなで楽しく作業を行っていきたい」と話す。
 同学部1年生の石田侑里さんは「農業には関心があって参加した。土壌や有機農業に興味があり、いろんなことを学びたい」と話した。
 同組合の今井秀孝会長は「耕作放棄地を解消するとともに、いろいろな発想を取り組んで、地域活性化を図りたい」と述べた。同組合では、今後、炭素循環型農法での野菜作りを進める。

写真=笹竹の抜根をする学生ら