JA三重中央会

三重県あぐり(農業)ニュース

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【2012.04.10】
尾鷲湾の恵みたっぷり「尾鷲甘夏」出荷順調/尾鷲市開拓農業協同組合【JA伊勢】

JA伊勢管内の尾鷲市では、春の訪れを告げる「尾鷲甘夏」の出荷が順調だ。出荷は5月上旬まで続き、例年通りの約1万8000ケース(1ケース10㌔)が、同JAとれたて市場内にある柑橘(かんきつ)撰果場から、名古屋、県内市場に出荷される見込み。

「尾鷲甘夏」は、尾鷲市開拓農業協同組合が1959年から生産を始めた、50年以上の歴史ある柑橘。現在、組合員16人が、全国でも有数の甘夏産地である同市天満地区内約20㌶の面積で栽培している。
「尾鷲甘夏」は、甘味と酸味の絶妙なバランスや、日持ちの良さが特徴。園地は全て南向きの斜面にあり、空からの日光と尾鷲湾に反射する光を受け、甘夏の栽培に適した温暖な気候条件のもと作られる。収穫は年明けから2月中旬までに行われるが、酸を抜くために2カ月半から3カ月間の常温管理を必要とする。

 尾鷲市開拓農業協同組合の吉沢紀三郎副組合長は、今年度の作柄について「天候にめぐまれたこともあり、甘くて果汁が多く、大玉傾向」と話す。組合の今後の活動については「後継者を育て『尾鷲甘夏』の伝統を守り続けていくとともに、産地づくりに取り組んでいきたい」と意気込みを話した。また、JA伊勢では、講習会や営農指導、農業資材の共同購入などを通して「尾鷲甘夏」の産地発展を支援している。

写真=尾鷲市のブランドとして名高い「尾鷲甘夏」